昼の月。

昨日は13日の金曜だったんですね。
特にあれですけど、
なんかいいたくなるっていうか。
(ジェイソンのことあんまちゃんと知らないくせに)



幼馴染の彼とのことですが、

来月、わたしが彼に会いに東京へ行くことになっていて、
わたしから都合のいい日を彼に伝えて、彼に休みをとってもらう
という感じになっていました。

1月に京都で会ったのが最後なので、会えるとしたら半年ぶりになるんだけど、
なぜかメールするふんぎりがつかず、
いままで連絡できずにいました。



考えたすえ、
6月は会いに行かないことにしました。
6月というか、今後、無期限に。



連絡する気がすすまなかったのは、
いま彼に会っても、
もう言うことがないからって
やっとわかった。



最初のころは、
いままでずっと支えてくれてた彼のことを、
わたしも支えられるようになりたいんだ、って思ったこととか、
もしかして恋愛じゃなくて家族愛みたいなのかもしれない、って思いはじめたこととか、
単純に気持ちが覚めただけなのかもしれない、って思ってることとか、


できるだけ全部正直に打ち明けようと思ってたんだけど、
よく考えてみると、

これをいま彼に伝えたところで、
なにもならないって思う。


というか、わたしには意味があるかもしれないけど、
彼には、
彼の立場でこれを聞いても
しょうがない気がする。

だって「あなたのこと気になったんだけど、いまはそうじゃなくなった。でも家族みたいに大事に思ってる。だから付き合えないけど、自分の体、大切にしてね。」
とか、めっちゃ自分勝手な言い分というか。
なにがいいたいねん、って内容だし。


だからこのままなにも言わないことにしました。




たぶん、これまでどおり
わたしから連絡しないかぎり向こうからはないので、
今度会えるとしたら、来年とか再来年とかになるんじゃないかな。

わたしがなんかの用事で東京に行くときに
「東京にいくんだけど、あいてる?」
とか聞いて、ふらっと彼の地元とかで飲むんじゃないだろうか。
たぶん。



そんなわけで、
「6月はおばあちゃんの法事があるから(←ホント)、今回は取りやめにしてもいい?」
ってメールしました。
そしたら割とすぐ、
「そっか。しかたないね。ごめんね、今月時間が取れなくて・・・」
と返事が来たので、
「気にしないでね!あんまり無理しないで体に気をつけてがんばってね^^」
って返しました。
(いま思うとこれも結構全部詰め込んでる・・・だいじょぶか私・・・)





というわけで、
ひとまず終焉しました。



なんか、
不発弾みたいだけど、


でも自分ではすごく収穫だったんだよ!
すごい大事なことに気付いた!


彼は、わたしが精神状態ギリギリの時に
いつも助けてくれる存在で、
なんかパラシュートとか救急救命士みたいな存在だったんだけど、
これからわたしが本当に必要なのは、
寸前で奇跡的に救ってくれる人じゃない。

精神ギリギリになる前に、
毎日すこしづつ、
弱みとか悩みとか不満を打ち明けられる人が
必要なんだって思った。

そういうことを言っても平気だって
思えるような人が。


彼のことは、ほんとに頼りすぎて、大事すぎたから、
これ以上近づいたらだめだって思ってて、
恋愛対象にするのは、自分の中でタブーだったんだけど、
今回こういうふうにやってみて、
ほんとによかったと思う。

彼の存在をこれ以上自分の中で大きくせずに済んだし、
大事なことに気づけた。


まあ、
いまさらですけど・・・・



30前で気付く事かよ!!!っておもうよ、我ながら。





それで、
今回たくさん思ったことや分かったことが多かったし、
彼に伝えられなかったこととか、
なにか形に残せないものかと思って、



・・・歌に詠んでみました。
短歌(和歌)というやつですね。




ひるのつき さよふけまたたきはせしむね いまはふたたびあわくともりぬ


昼の月 小夜深け瞬き馳せし胸 今は再び淡く灯りぬ
(ぼんやり光っていた昼の月が、夜になって輝いて胸が騒いだけど、今はまた淡く光ってる)


昼間の月を、彼自身と自分の気持にたとえて詠んでみました。
短大の時少しこういうのを習ったので、たまに気の迷いで作るんですが、
なんとなく雰囲気でやってるので、間違ってる表現あると思う。
けどまあそこは大目に・・・
(でもちなみに、「馳せる」っていう表現は平安時代からあったそうです。)


和歌の世界には、有名な歌をお手本にしてそれを元にオリジナルを作るっていう
(インスパイアというかオマージュというか)「本歌取り」という技法があるんですが、
わたしが本歌にしたのはこの作品です。



めぐりあひて みしやそれともわかぬまに くもがくれにしよわのつきかな


巡り会いて 見しやそれとも分かぬ間に 雲隠れにし夜半の月かな
(懐かしい友に会ったけれど、よく確かめる間もなく、月が雲に隠れるように行ってしまった)


作者は紫式部百人一首のなかに入ってるやつです。
「友人」とか「月」とか「すれ違い」っていうのがリンクするなーと思って。
ほんとの本歌取りは、もっとはっきりとワンフレーズをコピーして作ったりするんですが、
まあそれは大目に・・・






さてー
髪でも切って
合コンいくかなー