好きな人がいる。

実は好きな人がいる。



なぜか急に告白。
しかもロッタとバムセ日記で。




あ、「ロッタとバムセ日記」と名づけたのは(その話からかい)
直感なんだけど、その直感もそれなりに根拠があるはずだと思って
名づけた日からずっと探ってた。
それでわかったのは、
「きわにとってこの日記は、ロッタにとってのバムセのような役割を果たしている」
という結論です。

そもそも「ロッタとバムセ」というのは
「ロッタちゃんのはじめてのおつかい」や「ロッタちゃんと赤いじてんしゃ」などの
映画で知られるロッタという女の子が可愛がっているブタのぬいぐるみ・バムセから来ています。
(下記参照)

ロッタちゃんと赤いじてんしゃ [DVD]

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ロッタちゃんにとって、バムセとはなんでも話せる友達であり、末っ子である自分が唯一えらそうに振舞える弟であり、そして時にはただの物体であります。
その証拠に、どこへ行くにも手放さない割りに、彼女は彼を野っぱらに置き忘れてきてしまうこともあるのです。
それでもロッタちゃんはバムセが大好きです。
バムセにいつも話しかけています。
自分ではバムセのことをとても大切にしていると思っているのです(傍目にはどうかわかりませんが)。

私はこのロッタちゃんとバムセの関係が、まさに私にとってのはてな日記であると感じます。
自分の思っていることをしゃべっているつもりで、その実独り言によって吐き出しながら整理し、なんとなくまわりで聞いていてくれてるであろう人にも向けて話しながら、やっぱり自分に向かってしゃべっているのです。
薄っすら忘れたり、完全に忘れたりすることもありながら、なくなっては困るもの。非常に困るものです。
丁寧に扱っていないからといって、消えてなくなってほしいとは思ったことはないのです。
それがロッタにとってのバムセ、私にとっての日記です。



さてやっと本題に戻りますが、
私には好きな人が居ます。
約1年前の春先(※)に告白をしましたが、「好きな人が居るし、君の事は友達と思ってる」と言われて振られたのです。
しかし現在も時々会って映画に行ったり食事をしたりします。
私は、彼が卑怯だとは思いません。
むしろありがたいと思っています。
私は自分が断ってしまった相手と、元通り接することなどできた試しがないので(人によっては後悔します)
彼のことを少しすごいと思うし、以前のように離れすぎもせず、近づきすぎもせず私に接してくれることを
ありがたく思っているのです。
そして何よりも、私は彼と居るときの自分が好きなのです。
彼のそばにいる時の精神状態が、とても心地よく、幸せなのです。
必要以上にがんばるわけでもなく、かといって気を抜きすぎず、常に女の子らしい気持ちも持てるのです。
だから、彼とはできるだけずっと、一緒に映画に行ったりご飯に行ったり、買い物に行ったり、お茶をしたいと思うのです。
でも、それは自分にとってどんな影響を与えるのか、自分の未来にどんな影響があるのか、
少し考えてきてしまっているのです。
私は、最近まで「恋はしたくない。したくないって思えるなんて、なんて楽なんだ」と思ってすごく気楽で嬉しかった。
それが、ふと、無性に彼に会いたくなったとき、どうしても声を聞きたくなったとき、ある制限がされていることがもどかしくなるのです。
制限とは「彼女ではないのである程度の距離を置いて付き合う。」ということです。具体的には、
・夜中に電話しない
・用事のない電話はしない
・用件が済んだら長話しない
・意味のない会話はしない
・「好きだ」というわかりやすい発言をしない
・「どうして〜〜してくれないの?」などの詰問をしない
などに当たります。

彼女ではないので、当然、こちらの気持ちが高ぶってもブレーキをかけなければ
それは「勘違いのしつこい女」です。
彼が私の気持ちを知って、それを断った後でも会ってくれている理由には
私が距離を保っているからだと思います。
それを一時の感情の高ぶりでおじゃんにしたくないのです。
だからフラれてから以降、高ぶらせないように気をつけていました。
でも、それでも、どうしても
「あー この人のこと好きなんだなあ」
と思ってしまう時があるのです。
いや、というか、
「この人のそばに居る時の、自分の精神状態が好き」
に近い。
それは正確には「彼のことが好き」にはならないかもしれないけど
とにかく彼の横に居るときは気持ちが本当にバランスが取れていてラクなのです。
他にそんな気持ちになる人は、彼しかいないのです。


私は、この先どうやって自分をコントロールしていったらいいのか
少し不安です。
来月の中旬に、また二人で会う約束をした。
それまで私は大丈夫だろうか。
私はよいことをしているのだろうか。
自分にとってよいことをしているのだろうか。



追記※「春先に・・」といいましたが、日記を遡って確認すると、去年の夏でした。
そうだ。それから映画を撮ったんだ。別に失恋の反動ではないけど、ちゃんと気持ちを伝えてフラれてからだったから、
撮影に臨めたんだ。そうだった。。「春」のイメージがあったのはなんでだろう。