あけましておめでとうございます。

って成人式も終わっとるがな!

という自分ツッコミも順調に幕が開けました2011。


むーーーー

いつもの
「はああーーー」
というためいきから始めそうだったので
苦しまぎれに「むーーーー」になりました。





2010年はたくさんいろんなことがあった。

まず5月の終りにテレオペの仕事から営業企画になって
高級旅行商品の企画販売などをやった。
すごく馬の合う上司の方が私を引き上げてくださって
一からいろんなことを教わった。
ほんとにありがたくて、ほんとに嬉しかった。
私のことをみててくれた人が会社に居たんだって知っただけでうれしかったし、
企画っていうのを前からやってみたかったから、まかせてくれてうれしかった。
素人なりに精いっぱいやれてよかった。


そして12月末、突然の異動。
心の準備も引き継ぎも満足に行かないまま総務課所属なった。


毎日7:30出勤、9:00終わりの残業代の出ない毎日。

正直続けられる自信がない・・

これまで何度も辞めたい辞めようと思ったことあるけど、
今度こそ無理かもしれない。

私、定時退社だけがモットーでがんばってたのに。(ええんかそれ)
もちろん仕事をちゃんとした上でですよ。
前の外商部では17:30が定時だから、早ければ夕方で帰る生活になれてたから
「18:00からが仕事。」といわんばかりに
延々と会社に居続ける同僚・上司の姿が異様に見える。
そして平気で毎日10:00ぐらいまでやってる人達。
理解できない。
しかし、そこまでやっても終わらない仕事。

私も先週も今週も休日出勤して
まだ終わらない仕事。
増えていく業務とせまる締め切り。


なにもしてない時間が
もうそれで大きなミスを犯していそうな気分
寝てても仕事の夢ばかりみるし

私、なんで倒れたりしないんだろう
いっそ体壊したい。







そんな年末・年明けでしたが、
去年の11月ごろ、
あることがきっかけで、
彼のような人ができました。



「彼」っていっていいのかどうかわからないんですが。



というのも、彼は私の12歳の時に引っ越し先で知り合ったいわゆる幼馴染で、
10年以上家族ぐるみの付き合いをしるいる子なんです。


彼は東京生まれの東京育ちで
私は四国生まれの関西育ちで
私たちはお互いの両親の転勤先で出会いました。

彼の兄弟は2歳上の兄1人、2歳年下の妹1人、の3人兄弟。
私の兄弟は2歳上の兄1人、の2人兄弟。


学生の頃から夏休みや冬休みを利用してお互いの家を行ききして
親戚みたいにつきあってきました。



次男坊の彼と私は同い年で、
お互い映画が好きだったので、
高校生くらいの時からパソコンで3日に一回くらいのペースで
メールのやりとりをしていました。
その内私は彼の事が好きになり(・・まあなんて単細胞)
東京に会いにいったのですが、
彼に「ほんとにそうなの?」というような感じで諭され、
半ばケンカ別れのようになってしまいました。
その後すぐ、彼は海外へ短期留学してしまいました。
「自分の事は忘れてくれ。」と。
私は
「○○君を忘れるかどうかは私が決めることなの!」
としんどい返答をしたりして。



それでも彼があちらへ行ってからもメールのやりとりは続き、
手紙も送ったりしました。


そして半年後、帰国した彼に会いにもう一度東京へ行った時、
お互いに「あの時はごめんね。」と仲直りしてから、
私の中で彼は、「好きになっちゃった幼馴染」から「誰よりも信頼できる人」になりました。
事実、私はその後できた初めての彼氏と別れた時も、
仕事がなかなか見つからない時も、
家族と大ゲンカした時も、
婚活で父親とギクシャクした時も、
お見合いパーティで出会った彼と散々な1ヶ月を送った時も、
ただ無性に孤独でどうしようもなく死にたい時も、
夜中の1、2時であろうと、
ほんとうにどんな時も、
どんなに私が崩壊寸前の状態でも、
私が電話をかけたら必ず答えてくれる人でした。
つながらなければ必ずかけ直してくれたり、
誰かと一緒に飲んでいる時も少し席をはずしてくれたりして、
本当にいつでも答えてくれました。


私は、どうしてか彼にだけは
どんなひどい状態の私でも出すことができた。
まあ、電話ごしだからできたのかもしれないけど、
でも親にも友達にも彼氏にもできなかったことは、
彼にだけはできた。



彼にはずっと
守られてた。
彼はいつも私を救ってくれた。
必ず。



だからずっと彼にこれ以上近づくのが怖かった。
以前のこともあるし、
それをきっかけに築いた関係だから、
これ以上はないと思った。
「これ以上」にしたらいけないと思ってた。





でも、去年の10月。
会社の知り合いに紹介してもらった大手企業の32歳の人と食事にいったとき、
すごく条件の良い人だったのに、
なんか前に進めなくて、
「どうしてだろう?」って真剣に考えたら、
彼の事が浮かんだ。



実はいままでいろんな人で出会った時、
かならず彼のことが頭をよぎってた。



だから、私がこれから本気で誰かと結婚するなら、
彼の事は、いままでのような関係のままではだめなんじゃないかって思った。



私は、実は彼が毎晩朝まで飲む大酒飲みで、
正義感が強すぎてよく喧嘩したりすることも知ってるから、
彼がいつか大怪我したり、大きな病気をするんじゃないかってすごく心配だった。
もし私とか、彼が結婚してそれぞれの家庭を持ったら、
その時もし彼が大怪我したりしたら、
一番に駆けつけるのは私ではない。
私はそういう立場にいられない。


お互い独身のいまならできるだろうけど、
結婚するってそういうことだと思った。


彼の大変な時に、何にもできない立場になるのは耐えられないと思った。
もし彼がいつかみたいに外国に行ってしまったら、
私はその行く先もわからなくなるかもしれない。
そんなのは耐えられないと思った。


だから、どういう形になるにしても、
その気持ちを知ってもらおうと思った。
いままでの関係のままでいられないと思ったことを、
彼にも話したかった。
知ってほしいと思った。


だから11月、東京に彼に会いにいった。


10年前の高校生の時と同じことにならないように、
今回はぜんぜん関係ない口実をつけて会いに行った。

それで、今話したような内容の事は、あえてなにも話さなかった。

私はいっぱい心に話したいことがあるけど、
彼はそんなこと予想してないから、
私が勢いに任せて話したらだめだと思ったから。


一泊二日、ふたりでいて、
東京を歩いた。
特にどこに行くでもなく、
明治神宮とかをぶらぶらして、
彼の妹の彼氏と4人で飲んだりした。


二日目の新幹線のホームに見送りに来てくれた彼に、
勇気をふりしぼって
彼女いるの?って聞いてみた。


いないよ。って答えた。





それから
また会いに来てもいい?って聞いた。


必ず時間は作るから安心して、って答えた。



それで、12月にまた会いに行って、
公園とか歩きまわって、
夜まで一緒に飲んで、
次の日は彼の実家に遊びに行って、家族でお昼ご飯食べたりした。

新幹線が人身事故で1時間ぐらい出発が遅れたけど、
その間品川駅で一緒に付き合ってくれて
やっぱりホームまで送ってくれた。




来週の1/22は彼がこっちに遊びにくる。
こんなに寒いのに、
嵐山に行きたいんだって。




私は彼と結婚したいのか、
最初はそうおもってたけど、
いまはまたわからなくなってきた。


それは、
いいことだと思ってる。

理想とか焦りとか、仕事から逃れたいから結婚したい、
っていう考えがやっと抜けたからだと思うから。


真剣に、
将来一緒に生きていくパートナーとして、
彼のことをもっと知らないと、
って思ったから。


だからまだわからない。


ただ、
やっぱりいままでみたいに、
私が電話したときはかならず答えてくれる。



グチをこぼさないようにしようと思って
仕事の話は出さないようにできるだけ明るく話そうと思ってるのに
かならず
「なにかあったの?」
って聞いてくれる。






彼とどうなるか
まだわからないけど、
もうすこし距離を近くしたいと思う。
私も彼を守りたい。
ちゃんと態度で彼の事を大切にしたい。
ぜんぜん彼が私にしてくれるようなほど
私はできてないように思うけど、
これからそうなりたい。
私が彼を守りたい。