カマキリにフラれた。

boyakiwa2005-10-28

この前、仕事に行く途中、道でカマキリをみつけた。
結構大きかった。
バッタとかトンボはたまに見かけるけど、カマキリを見たのは久しぶりだった。
そこは下校する自転車の高校生がわんさか通る道で、でっかい道路にそった所だったので(だから余計に彼がどっから来たのか気になった)、ちょっとつまんで安全な所へよけてあげることにした。
セミやバッタをつかむ時は、彼らの手(触手?)が届かない背中をつかめ、っていうのを思い出しながら、カサカサと逃げる彼の背中を、ちょっとドキドキしながらつまんだ。
ちょっと横を通り過ぎる通行人の目が気になった。
すると、そのカマキリ君は「イヤダ〜〜!」とばかりに、両手でぐわしと私の指を払いのけ、猛ダッシュでカサカサと逃げていった。

「カマキリは・・ 背中まで手が届くのか・・ そうか・・ そうだよな・・」

なんか、ちょっと切なかった。

カマキリ君に払いのけられた指に、彼の手の(触手??)ギザギザの感覚がありありと残った。
なんか、街で女の子とかにドキドキしながら声をかけたら素っ気なくされた人の気分か、知らない人の肩にかけた手をさっと振り払われたような、そんな気分だった。

カマキリ。 危なくない方の道の脇へ逃げていったから、車や自転車にひかれることはないだろうな。