ローズ・イン・タイドランド

boyakiwa2006-06-29

ひさびさに観たい映画がみつかった。
それは「ローズ・イン・タイドランド」というテリー・ギリアムの最新作。
7月8日公開で、こちら関西にもくるらしい。
よかった、地方スキップされなくて。
http://www.rosein.jp/#

最近、めっきり映画への熱が下がってしまい、まがりなりにもCinemaScapeのコメンテータ登録させていただいているのに、ほんとに恥ずかしい。

しかしやっと観たい映画がきた。
きっかけは、キルスティンの写真を探して彷徨っていた最中、たまたま見つけた画像。HPを探し当ててみると、これはほんとにおもしろそう。もうテーマがツボ。
不思議の国のアリス」は私の大好きなテーマだ。
これがモチーフになってる映画で一番好きなのはヤン・シュバンクマイエルの「アリス」。
深夜映画で観たときは、ほんとわくわくしたなあ。
シュールで不気味だけどなんか面白くて、
それも真夜中だったから一層へんな感じがして、
次の日あまりに不思議な映画だったから、ほんとに放送されてたのかな、
ほんとに観たのかな、って疑った。
自分が短大の時に作った映画も「アリス」がモチーフだったし、
現実と空想の世界が混ざっていく感じ、
変な登場人物に振り回される感じ、
それで元に戻った時は、少し成長している感じ
そういうのが好きだなあ。


それでこの主人公の女の子がまた可愛いんだから。
10歳とからしいんだけど、この少女のくせに妙に大人びた、
というか「女びた」顔立ち・・・
それでも彼女のそういった雰囲気はたぶん今この時だけだろう。
すごく一瞬で、儚くて、誰にも、
彼女自身にもそれをとどめておくことはできない美。

単なる「美しさ」とか「若さ」を保つことって、なんとかできることではあるけど
「幼さの美」を守ることはきっと誰にもできない。
それを持つ本人にも無理だって、なんだか切ないなあ。