アクター大泉洋。

今日はNHKイッセー尾形の即興二人芝居なるドラマがやっていました。
うちは朝日新聞なんだけど、たまたまテレビ欄のコラムをみると、
その番組をとりあげていました。
なにげなくみるとそこに「大泉洋」の文字が・・・


いやん!!
大泉さん出るの?!!


これは観なくてどーすると、ビデオセット、録画予約セット!!


設定は大まかなプロットだけ決めて、台詞は全部アドリブだそうな。

これね。
こういうのを待っていたのよね。
実は大泉さんのドラマは、未だに「救命病棟24時」も観れていないほど
なんだか敬遠してしまう存在であります。
ぎりぎり、ミスター監督の「銀のエンゼル」は観たことがありますが、
違和感がある。
だめなのよ・・
ミスターというどうでしょうの人間のフィルターを通してでさえ、
どうでしょうじゃない大泉さんは違和感があるのよ・・・
でもそんなこと言ったら、大泉さんの(たぶん)本業の俳優という面を
否定していることになる・・
それはファンとしていいのか・・・
それは本当の愛なのか・・・



ドラマの内容に入ろう。


キャストは大泉さん、小松政夫石田ゆり子の3名×イッセー尾形で、
トップバッターが大泉さんでした。


視聴者にはタイトルだけしか説明がなく、二人の交わす会話と
身なりからでしか、その関係をさぐることができません。
この話では、二人が仕事上の親方と弟子、のような関係でした。
しかし台詞がアドリブなだけあって、出演者も
「お互いの関係をさぐる」状態で、先の見えない妙な緊張感です。


会話はその日の仕事で起きた事故の話から始まり、やがて
大泉さんは尾形さんの娘婿ということに話が流れていきました。
しかもこの嫁というのが英語しかしゃべれないということで、
大泉さん(役名・アキラ)も、結婚したもののかなりコミュニケーションに
てこずっている、という話です。
尾形さんが思いっきり日本人で、その娘がどういう人種だかわからないけど
英語しかしゃべれない外国人(推測)。
いきなりこの設定キツイんではないか。だいじょうぶか。
そこでアキラがおもむろに告白する。
「彼女は浮気をしています。」
そして携帯を取り出す。
「この彼女を見てくれ。」
そこにはどうも浮気現場が写っているようだが、
尾形の親父はまったくとりあわない。
それどころか、「逆に娘をほめてやりたい。」などとのたまう。
おい、おやっさん
終始話がかみ合わなくて、なんかいい感じに話がいきそうなんだけど、
尾形の親父がどうにもこうにも的外れな発言ばかりするので、
アキラじゃないけど、いらいらする。
そして
「これじゃラチがあかない。ルーシー(嫁)と話す。」
とアキラが電話をかける。(「話すったって、お前英語話せないじゃないか。」と親父つっこむ)

後ろで親父が
「ぷりーず かむ ひあ!」とか
「あい にーじゅー!あい うぉんちゅー!」
と英語に難儀するアキラに助け舟を出すあたり。
このへんが一番面白かった。


期待したほどドラマ自体は面白くなかったけど、
話が進むごとに、だんだん大泉さんの素が出てきてるような気がして
ちょっと面白かった。

ほかの出演者二人は、石田ゆり子が意外にほんとのドラマみたいでよかった。
小松政夫のはほんとに即興と言う感じで、そこらの居酒屋の風景そのまま。


ああ大泉さん・・・
どんどん大きくなっていくのね大泉さん・・・・
ていうか久しぶりに見たらとてもかこよかたよ大泉さん・・・


救命病棟くらいは観ようかな・・