撮影終わりました・・
なんとか予定の4日間で撮り切れました。(撮りこぼしがあったら死んじゃう)


後半の2日間の撮影では、撮影監督と助監督からのアドバイスで作成した「ショットリスト」というの用いて撮影に望んだので、前半とは比べ物にならないほどスムーズに進みました。プロの人のやり方はまるで無知なので、あくまで独自のものですが、私が作ったショットリストというのは、絵コンテに基づいて、カメラアングルを何種類かに分けて、それに番号をふって、同じアングルのものからまとめて撮っていけるようにした、表のようなものです。ですので、セリフの順番はバラバラだけど、カメラ位置をその度に変えたり戻したりしなくてすむようになります。
こんなのはきっとプロの世界では常識なんでしょうけど、私は一度も撮影技法を習ったことがないので、今回の撮影でも知ったことことが色々とありました。


私がなぜ映画をまた撮ろうと思ったのか。
今回の映画制作を通して、それを見直すことができました。


私はプロになりたいわけではありません。
これからもそれは目指しません。

私は自分の中の夢を、具現化したかっただけ。
「こういう話をやってみたいんだよねー。」と、
話しだけで終わらせたくなかった。
「やりたい」と言ってるだけの人になりたくなかった。
それをできるときにしておきたかった。

でもそれには時間とお金とプレッシャーと人の協力が必要。


「脚本・監督」なんてえらそうにいうけど、
結局は自分の夢を作ってるだけなんだから。
それだったら作曲でも絵でも描けばいいんだ。
映画ってなんて人の手を借りないとできない芸術なんだろ。
自分の夢を、こんなに人に手伝ってもらって作るなんて、ただの傲慢なんじゃないかな。
私は毎度毎度このプレッシャーとマネージメントのための気力はもてない。
これからだって「こんなお話が映画にできたら・・」と思い描くことはあるかもしれないけど
「これでカンヌに行くんだ」ってくらいの野心がなかったら
もうできない。


編集もまだ終わってないうちから言うのは早いかもしれないけど
私はほんとの監督としての技量はないのだろう、と感じました。


編集も終わって、仕上がった作品をみたら、また気が変わる・・
なんてことはあるのかな。


それでもこんな不安定な気持ちで毎日を過ごすのはもうヤダな。



とにかく、今回撮った映像を
神様にお祈りしながら
いい作品に仕上げるだけ。
映画の神様、お願いです。
最後までやり遂げる勇気をください。