レッドカーペットの女 （ルーニー・マーラ編）

リリース当日のＤＶＤを借りたのは初めてかもしれない。
それほど待ち焦がれていた「ドラゴンタトゥーの女」。
観ました。
帰宅するなり即。

思ってたより過激なシーン満載でびっくり。
（居間のテレビで観てしまったことを少し後悔）

詳しい感想は後日シネスケに書きます。
（それよりせっかく韓国版「白夜行」観たのにまだシネスケに入ってなかった〜＞＜、　そういえばどっちも新作ＤＶＤだ。がんばるなあ、私）

さてさて、泣きごとはこのへんで本題に入ります。
私がこれまでアカデミー賞やカンヌ映画祭でみかけた
「すてき！！！」と思った女優さんたちのレッドカーペットでの衣装を
女優さん別でご紹介したいと思います。

今回は初回ということで、
「最近気になる」要素もふまえた方をご紹介します。

今回の女優さんは、こちらのルーニー・マーラさんです。
現在２７歳のアメリカ人です。
彼女は「ドラゴンタトゥーの女」で一躍ブレイクしました。

（「ドラゴンタトゥーの女」より）

「ドラゴン〜」の前は「ソーシャル・ネットワーク」の脇役で出てたようですが、
それ以前の彼女のキャリアはほとんど知られていない、新進気鋭の女優さんです。

私も「ドラゴン〜」の主演女優さんだということで初めて知りましたが、
映画よりも先に出回っていた彼女のレッドカーペットでのスタイルが気になって仕方がなかった。

ではまずこちらから・・

映画のプロモーション活動中、彼女がしばらく身に着けていたのは
圧倒的に白と黒でした。
これが彼女の元々の清楚な品と、映画の役のイメージの間をちょうど取り持っていて、
とっても良い印象です。

特にこの衣装の彼女はメイクもふんわりしててめっちゃチャーミングです。
きっと素の時はこういう女の子なんですね。

実は彼女はお家がセレブで、お父さんがニューヨーク・ジャイアンツの副社長さんです。
そのせいか、少し以前の彼女の服装は、ビフォードラゴンだとかなり印象が違います。

もう「あなた誰ですか？」ぐらいキャラ違います。
頭のてっぺんから爪の先までお嬢様ですね。
でもこれは正直つまらない。
彼女の透明感が清楚な服の中で埋没して凡庸になっています。

そこでドラゴンで彼女はこうなるわけですね。

この変わり様。
もう女優さんマジックとしか言いようがありません。

これは去年のゴールデングローブ賞での装い。

そしてこれが、きわ的ルーニーのベストルックです。

去年のアカデミー賞でのルーニー。
彼女はレッドカーペットを歩く時、ほとんどジバンシーを身につけています。
ジバンシーは、オードリー・ヘップバーンの「サブリナ」の衣装を手掛けて有名になったブランドで、
オードリーのような凛とした美人にとてもよく映ります。
（リブ・タイラーもしばらく広告塔になっていました）
ルーニーがジバンシーを決め球としたのはとっても賢いと思う。
まさにアヒルが白鳥になったようです。

彼女のレッドカーペットルックが他と一線を画しているのは、
アクセサリーを一切つけないところです。
この時も、ネックレス、イヤリング、腕輪はおろか、
クラッチバッグさえ持っていません。
ビフォードラゴンの写真と比べてみても一目瞭然です。
たぶん、彼女の役柄のミステリアスな部分を強調するための
スタイリストさんの戦略なのでは・・・
と、マニアのきわはそんな妄想で楽しんでいます。

ルーニーの素敵なところは、手元に恥じらいがでてるところ(笑)
まだ新人さんなんだなあと言うか、初々しい。
もともとシャイな方なのかもしれませんね。
彼女のスナップを見ていると、そんな気がしてきます。

上は日本でのプロモーションの一場面。
下はどこかわからないけど、めずらしく色を着ています。（赤のチョイスがグー！）

最近は「ドラゴン〜」の広報活動も終わって、
次にステップを進めたいところです。
ファッションショーや映画プレミアで姿を見せるときは、
ここでまたさらにガラッと印象を変えるのがいいんだけど、
プロモが終わってからも、彼女の「モノトーン」「黒髪」「基本ジバンシー」スタイルは変わっていません。

これは先月あたり行われたファッションショーでのルーニーの装い。

残念です。
というかもったいない！！
女優さんはいろんな役ができることもアピールしないといけないから、
ドラゴン〜みたいに強烈な印象の役の後には、思い切りイメージを変えないと
定着してしまう恐れがあります。
レッドカーペットなどゴシップ色の強い仕事は、
真面目な女優さんほど嫌う傾向にありますが、
ここは割り切って、レッドカーペットでも「できる」ところを見せてほしい。
「ハリー・ポッター」のハーマイオニー役で有名になったエマ・ワトソンも、
シリーズ終了とともに長い髪をばっさりベリーショートにしてイメチェン大成功させました。

彼女は新作でソフィア・コッポラと組んで不良少女の役をやっています。

ルーニーもそういう変身をして、可能性を広げるチャンスをつかみにいってほしい！！

ドラゴン〜の続編ももちろん期待してるけど、
ここでもっと世界を広げて、もっと活躍の場を広げていろんな姿をみせてほしいです。

と、こんな感じで、おそらく毎回熱く語ることになりそうですが、
次回からはもう少し縮小版でやっていきます。
・・・・のつもりですｗ