レッド・カーペットの女(エヴァ・グリーン編)

さて前回に引き続きまして、
きわが「すてき!!!」と思ったレッドカーペットでの装いを、女優さん別にご紹介します。


ではさっそく。




新しい007シリーズ「007 カジノ・ロワイヤル」のボンドガールや、
最近だと「ダーク・シャドウ」の魔女の役をしているエヴァ・グリーン。
現在31歳のフランスの女優さんです。




そしてこちらが一押しルック!





 



これはクリスチャン・ディオールの2007春夏オートクチュールで、
蝶々夫人」をテーマにしたキモノ風ドレスです。


右のモデルの写真をみると、まさに「ジャポネスク!!」って感じなんですが、
これを見事に自分流に着こなしているエヴァがカッコ良すぎて、強烈な印象でした。
こんなドレス、日本人でも着こなせないよ。


メゾンにはしばしば「キモノ風」とか「サムライ風」とか、
日本的な要素を取り入れたコレクションを出すところがあるのですが、
この時のディオールのこれでもかというドギツさにはびっくりしました。
ドレスというよりほとんど舞台衣装です。
メイクも歌舞伎そのまんまですし。
(中には頭に竹がのっかってる衣装もあります)


ここまでやられるとぐうのねも出ないですが、
正直私はこの「日本風」というのが嫌いです。
やるならもっと消化してほしい。



そこを、
こんなクドい、一歩間違えればただのギャグになりかねない服を
見事に着こなしているエヴァ
ファンタースティーーック!!!


おどろくことに、彼女はこれで終わりません。
まだあります。





これも素敵でしょ!
きわはこちらの方がワン&オンリーな感じで好きです!

この堂々とした佇まい。
すばらしい。

このまさに歌舞伎な靴とか。こんなん普通はけます?(技術的にもですが、度胸的に)
モデルさんよりバランス取れてます。



これはおそらく「カジノ・ロワイヤル」公開の頃なので、
そのプロモーションツアーで着てたんじゃないかなあと思うんですが、
まさにノリにノってるかんじです。



なぜ私がこのエヴァにこんなに興奮しているかと言うと、
もともとこの衣装が好きだからなんですよね。(さっき嫌いって言ってたじゃん!)


いや、嫌いなんだけどスキッテイウカほらその・・



クリスチャン・ディオールのデザイナーはジョン・ガリアーノっていう人なんですけどね、
この人がまたこの衣装のようにハデでやりすぎでグラマラスな人なんですよ。
その彼の個性がばんばん出てるコレクションだなあと思って、大好きなんです。
残念なことに、彼は去年ユダヤ人に対する差別発言を問題視されてメゾンを解雇されてしまったのですが。。
彼の豪華絢爛でバカっぽくてセクシーで大げさなアートが観られないのかと思うと、残念でなりません。






こちらがそのジョン・ガリアーノ氏。



彼はいつもコレクションで自分も仮装して登場します。
最近のメゾンデザイナーはショーの最後のあいさつをほとんどせずに
汚い私服でちょこっとだけしか顔を出さないのが主流なんですが、
私は昔のイブ・サンローランみたいにモデルを両脇に整列させて
ランウェイを堂々と闊歩するデザイナーが本物っぽくて好きなので(上からバラとか降ってきて)、
彼の演出は大好きでした。


このマダム・バタフライ コレクションでは、プッチーニのオペラさながらに、
登場人物のピンカートンに扮して出てきました。



すてきでしょ?




余談ですが、最近芸能ニュースを騒がせた富永愛
このコレクションにでてました。
こちらはきわが持ってる雑誌からお写真を・・
一番右端が富永さん。
左端が2枚目のエヴァ着用ドレスです。







では今日はこれで。
次回もおたのしみに〜♪
(って私が一番楽しんでますw)